Alan M. Davis 顧客とは、システムを購入する人や組織のこと

blog image
合併律(conjunction rule)とは?

集合論における「合併律」(または「和の結合法則」)は、集合の演算に関する基本的な原理の一つです。合併律は、集合の和(または合併)を操作する際に、集合の順序に依存しないことを示します。具体的には、2つ以上の集合を合併する場合、それらの集合の順序を変えても、最終的な結果が変わらないことを主張します。

合併律は以下のように表現できます。

「任意の集合 A、B、C について、(A ∪ B) ∪ C = A ∪ (B ∪ C)」

この式は、2つの部分式 (A ∪ B) と C の合併、および A と (B ∪ C) の合併が等しいことを示しています。つまり、どの順序で合併を行っても、同じ結果が得られるという原理です。合併律は集合論において非常に基本的で重要な性質であり、集合操作の結合法則を確立し、集合の操作を簡略化するのに役立ちます。

例えば、集合 A = {1, 2}、B = {2, 3}、C = {3, 4} の場合、合併律によれば、
(A ∪ B) ∪ C = {1, 2, 3} ∪ {3, 4} = {1, 2, 3, 4} であり、
A ∪ (B ∪ C) = {1, 2} ∪ {2, 3, 4} = {1, 2, 3, 4} となり、同じ結果が得られます。


更新日:2023-10-14